
応募者は写真で選ぶ!~求人に載せる写真のポイントとは?
応募者がなぜ集まらないのか?その原因は求人の“ある部分”に問題があるかもしれません。トモノカイで行った応募に至るまでの求職者の行動を観察した調査結果から、“応募者が求人の中でどの部分を見ているのか”がはっきりと分かりました。この記事では、応募者の行動観察調査から分かったこと、また、応募者の目を引くためにはどういう工夫をすれば良いのかをご紹介したいと思います。
1.応募者は写真を見る
求職者が求人を見る時に、どこを見ているのか、つまり求職者の目線(行動特性)について調べてみました。その結果、ほぼすべての人が求人の写真を認識し、応募する際の重要情報として認識していることが分かりました。この調査結果から、求人に載せる写真がいかに重要なのかが分かります。
また、求職者に応募に至るまでのフローについてインタビューした結果、職場を選ぶ際に重視しているポイントは、立地・給料・労働環境で、その中でも特に気になるのは労働環境だということが分かりました。実際にインタビューした人の中には、特に職場環境が気になるようになったと答えた人もいました。
もちろん、立地や給料は大事なポイントですが、ブラックバイトという言葉がはやり始めて以来、全ての業界において労働環境は求職者が気にする大きなポイントとなっているようです。求人に掲載されている写真は、求職者にとって労働環境を知るたいへん重要な情報源です。そのため、応募者が現れるかどうかは、写真の出来にかかっているとも言えます。
2.良い写真の特徴
では、どんな写真が応募者にとって好印象なのでしょうか?塾講師ステーション内で応募者がよく表れる塾とあまり表れない塾とを比較してみると、応募が集まる写真の特徴が見えてきました。
突然ですが、この2つの写真を見比べてみて下さい。
どう見ても右の写真のほうが印象は良いですよね?求人の写真は出来るだけ、明るく雰囲気の良い写真を選ぶべきです。当然だと思われる方もいるかもしれませんが、意外とこれが出来ていない塾も数多くあります。指導風景などの室内で撮影した写真は暗くなってしまうことが多く、後から写真を明るくするなどの加工が必要となる場合が多いです。
また、求職者の約8割がスマートフォンのため、屋外で写真を見た時にスマートフォンの画面が周囲の明るい場所では暗めに表示をするような設定の場合、パソコンで見る時よりもかなり暗めに表示がされてしまいます。このように求職者の行動特性やツールにも配慮した掲載写真を載せるようにすることで、他塾との差別化ができ、応募獲得のチャンスが増えます。他塾の求人なども参考に、求人写真をもう少し明るく、雰囲気よく出来ないか考えてみて下さい。写真を少し明るくするだけでも効果は非常に大きいです。
写真は出来るだけ明るく、雰囲気の良い物を
塾講師の働いている姿
写真で特に重要なのは、講師の働く姿が写っているかどうかです。塾講師になろうと考えている応募者にとって、講師が指導をしている様子は非常に気になるところです。求人の写真に講師の指導の様子があれば、自分がその場所で働く姿を想像しやすいため、安心して応募することができます。
塾長の顔
次に気になるのが、塾長の顔写真です。学習塾・教室の顔である塾長がどんな人なのかというのは、やはり気になります。当然ですが、笑顔の感じの良い写真を載せることで、塾の雰囲気が良いという印象を受けます。
教室の雰囲気
また、学習塾の内装と外装の写真も非常に大事なポイントです。塾全体の様子が把握できるように塾の内装(教室)と外装(玄関など)をのせると良いです。応募者にとってこの教室は自分に合いそう、合わなさそうなどといった教室の雰囲気と自分との相性も気になるところです。また、塾講師や塾長の写真を載せる理由と同じように、応募者が働く様子を想像できるような写真選びが大切です。
教室の外装
教室の内装
以上のことをまとめてみると、良い写真の条件は
塾長の顔写真
講師たちの写真
塾の外装・内装
以上3点がそろい、かつ、これらが明るい写真であるということになります。
また、スマートフォンでは一番最初の写真(管理画面上の場所名は「スライドイメージ(1)」)に講師が写っている写真を載せることもポイントです。パソコンではスライドイメージ(最大5枚)がそれぞれスクロール表示される仕様となっているため、1番目(スライドイメージ(1))から5番目(スライドイメージ(5))の順番をさほど気にされたことはないかもしれません。一方でスマートフォンでは1番目の写真が固定表示されるため、1番目の写真に求職者が最も気にされるポイントを伝えることのできる素材を載せるべきなのです。求職者はどのような講師が現在働いているのかを気にする傾向が強く、先述の通り講師の指導風景や講師達の雑談シーンなどを1番目に載せることが効果的です。
教室の外観や塾のロゴなどを1番目に載せている塾様は上記の対応を実行されるだけで、応募状況が好転するかもしれません。
4.まとめ
応募者は求人のなかでも写真をよく見ています。求人内容よりもまず写真を見ているため、それぞれの塾の第一印象を創るのが求人写真です。人も第一印象は大事だと言われますが、塾もまたしかりです。写真を少し変えるだけでも応募者への印象を良くすることができ、応募者を増やすことにつながります。また上でも述べているように、求人写真は応募者が働く姿を想像できるものにすると良いでしょう。
さらに言うと、スマートフォンで求人を探すという行動特性に応じた写真を戦略的に掲載することも重要です。
ぜひ、この機会に今回紹介したポイントを参考に、あなたの塾の求人写真を少し変えてみてはいかがでしょうか?