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【塾講師必見】授業だけじゃない!?授業以外の塾でのお仕事について!②

2021/12/17

授業だけじゃない!?授業以外の塾でのお仕事について!②

前回記事:授業だけじゃない!?授業以外の塾でのお仕事について!①

みなさんは、塾講師というと、授業を教えるというイメージが強いかもしれません。実際に塾講師は授業を行うことも、大事な仕事になってきますが、授業以外にも塾で仕事を任せられることも多々あります。そのような仕事について、自身の経験からあくびちゃん先生がみなさんにアドバイス!今回は後篇です!

 あくびちゃん先生が、経験したお仕事は、面談業務、DM発送、DM配り、模試監督、個別受験対応、掃除などです。前半は、面談業務、DM発送、DM配りについて、1つ1つ紹介するとともに、あくびちゃん先生が行っていた工夫や、気を付けていた点も添えていきました。後半では、模試監督、個別受験対応、掃除について、紹介、アドバイスしていきたいと思います。是非最後までお付き合いください!

模試監督

私の勤めていた塾では、月に1回定期的に模試がありました。主に模試を受験する生徒さんは、中学生でした。中学生の模試を実施するときの注意事項を、時間帯と共に書いていきたいと思います。

 模試実施3週間前

まず、模試のお知らせの紙は、DMに封入したり、生徒さん自身に直接渡したりして、3週間くらい前までには、模試があることを伝えておきましょう。DMの封入については、「授業だけじゃない!?授業以外の塾でのお仕事について!①」の記事を参照してください。

模試一式到着後

模試一式が到着次第、問題用紙、解答用紙、受験登録シート、解説などが揃っているか確認しましょう。もし、不足がある場合は、早急に本社や他教室に残部が無いか、確認し、本番直前に無いという事態を招かないように細心の注意を払うようにしましょう。時間に余裕があれば、リスニングCDがしっかりと収録されているか確認すると尚良いでしょう。

 模試実施の前々日から前日

模試実施の前々日から前日にかけては、各ご家庭にリマインドのための電話をしましょう。模試の全行程に出席し、受験することが出来るか、全行程に出席できない場合には、何時から何時までなら出席出来るか、何教科なら受けることが出来るか、出席できない場合には、いつに振替受験をするかを聞き、記録に残すようにしましょう。また、前日のうちに、行われる模試の座席表も作成しておくと、当日スムーズに生徒さん方を誘導することが出来ます。

 模試実施の数時間前

模試実施の数時間前には、講師は入室し、清掃を行います。清掃については、後の章で述べますが、模試の前ということで、特に机への落書きや机の引き出しに教材やプリントが無いかを入念に確認するようにしましょう。また、リスニング試験が含まれている模試では、必ず、音源のCDを流し、どの座席でも問題なく聞こえるかを確認するようにして下さい。 

生徒さんの入室から集合時間5分前

生徒さんが入室したら、座席表を確認してもらい、席に座ってもらいましょう。集合時間の5分前になっても来塾しない生徒さんがいれば、ご家庭にご連絡し、これから来塾することが出来るかを確認しましょう。ご家庭にご連絡した際に、相手方が電話に出なくても、留守電があれば、留守電に伝言を残し、さらにご家庭に電話をしたことを塾側の記録にも残しましょう。また、集合時間と試験開始時間は少なくとも15分以上、空けておくことをお勧めします。これは、もし、集合時間5分前に連絡をして、ご家庭と連絡がつき、これから塾に来てもらえるということになった場合に、生徒さんが家を出て、塾に到着するまでの時間を確保するためです。また、生徒さんが何らかの理由で少し集合時間に遅れても、試験開始に間に合うための余裕をもたせるためです。どのくらい集合時間と試験開始時間を離すかは、その塾に通う生徒さん方がどのくらいの時間をかけて塾に来ているかにもよるので、迷ったら他の講師や塾長に相談してみてください。

集合時間から試験開始まで

この時間では、試験に際しての注意を生徒さん向けにお知らせします。お知らせする内容は、大抵模試セットに含まれているので、それらを読み上げると良いでしょう。また何回か模試監督業務を行ってきて、十分に伝わっていない可能性がある項目は、「試験開始前に氏名や受験番号を記入するのか、それとも試験開始後に氏名や受験番号を記入するのか」です。これは、模試により異なると思いますが、しっかりと伝わるように、必要に応じて、複数回アナウンスをすることも必要です。

試験中

試験中は、常に受験をするために、最適な環境を提供するように心がけてください。講師間の最低限必要な連絡も、出来るだけ休み時間に行うようにしましょう。また作業音も出来るだけたてないように配慮しましょう。巡回の間は、正しい科目の解答用紙を使うことが出来ているか、氏名、受験番号が正しく記入されているかにも気を配るようにしましょう。また、リスニングの時間は、生徒から離れた所で、録音原稿を手元において、音飛びが無いか、聞きづらい箇所が無いか、確認するようにして下さい。音飛びなどが生じた場合は、リスニングを一時停止し、その箇所から、再生するようにしていました。ただ、模試によりルールが異なるかもしれませんので、マニュアルを確認するようにしましょう。ただ、リスニング出来ない状況を見逃さず、常にリスニングに適した環境を提供するように、努めて下さい。試験中の巡回は、大切な業務ですが、リスニング中に関しては、足音が気になってしまう生徒さんも中にはいらっしゃるので、最小限に留めるようにしましょう。

試験後

試験後は、解答用紙を回収します。枚数を確認することはもちろんですが、受験番号や氏名の書き忘れなどが無いかも最終チェックしましょう。また、個別受験する生徒さんがいる場合は、問題用紙の回収が必要になることもあります。解答の配布も、個別受験する生徒さんがいる場合は、解答の流出を防ぐため、私の塾では控えていました。

受験カード記入

特に低学年の生徒さん方の中には、受験カードの記入の仕方に慣れていない生徒さんも多いので、記入に戸惑っていないか、正確に記入することが出来ているか、巡回しながら確認するようにしましょう。

 個別受験対応について

事前に個別受験を希望する場合、また、当日何らかの理由で来塾が出来なくなった場合に、個別受験対応することが必要になります。個別受験をする生徒さん一人一人のクリアファイルを作成し、その生徒さんの受験する問題用紙と解答用紙をセットしておきます。リスニングテストに対しては、他の生徒さんの授業と被ってしまう場合、ヘッドホンを貸出し、リスニングテストを受験してもらいましょう。

掃除・塾を開ける前の準備について

塾の掃除をしっかりと行うことは、最適な学習環境を提供するためには、必須のことです。みなさんが、生徒さんだったら、どのような塾で勉強したいですか。ゴミが落ちていたり、机の上が前日勉強していた人の消しカスが残ったままの机では、気持ちよく勉強できませんよね。ここでは、あくびちゃん先生が行っていた掃除の中で、最低限行っておくべきポイントを以下に示しますので、参考にしてみてください!

お掃除・開錠準備チェックリスト

✔ 掃除機で、床を掃除する

✔ 拾得物を確認する

✔ 机の上を掃除する、机の配置に乱れがあれば、整理する

✔ ゴミ箱のゴミを空にする

✔ 留守電を聞き、対応出来る内容であれば、対応し、対応できない場合は、内容をメモし、教室長のデスクに分かりやすくおいておき、教室長が来塾した時に、口頭でも伝える

開錠前の最終確認について

 塾の扉を開錠する前に、最終確認しておきたいポイントを以下に示します。

✔ 身だしなみが整っているか

→不快感を与えるような服装ではありませんか。ネームプレートは付けていますか。

✔ 生徒さんや保護者の方を迎える用意は出来ているか

→面談室の机は整頓されていますか。コピー機の電源は入っていますか。教室内の温度は最適ですか。

最後に

いかがでしたでしょうか。「授業だけじゃない!?授業以外の塾でのお仕事について」を2回にわたってお伝えしてきました。皆さんが、授業以外の塾講師の仕事について、具体的なイメージを持って頂けたなら、幸いです。授業以外の仕事についても、積極的に取り組むことにより、塾全体を見回すことが出来るようになったり、より良い塾を作っていくための提案が出来るようになったり、塾講師としての自分自身の成長につながったりします。最後まで、お付き合いいただきありがとうございました!素敵な塾講師になって、塾講師生活を楽しんで下さいね!

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