公開日 2014/06/12
更新日 2026/01/20

【地歴科講師必見】村落の立地について分かりやすく解説!【高校地理】

【地歴科講師必見】村落の立地について分かりやすく解説!【高校地理】

今回は高校地理で少しマイナーなテーマである"村落"について、問題で出るような箇所に限定して紹介します。

村落とは?

そもそも「村落」とは何を意味するのでしょうか?比較対象として「都市」を挙げてみます。すると
村落…1次産業主体の居住空間(ex.農村、漁村、山村)
都市…2,3次産業主体の居住空間(ex.生産都市、交易都市、消費都市)
都市と比較すると村落が何か大分理解しやすかったかと思います。以下の写真で大雑把にそれぞれを見てみましょう。1枚目の写真が村落の立地する砺波平野の航空写真、2枚目の写真が東京の新宿の写真です。

砺波平野画像新宿画像

それでは次に村落の立地条件を見てみましょう。

村落の立地条件

それでは村落の立地条件について自然条件と社会条件の2つに分けて解説したいと思います。

自然条件

主に3つの条件が存在します。
・水利が良好な場所(ex.扇状地なら扇端、氾濫原なら自然堤防)
・日照が良好な場所
・土壌が肥沃な場所
問題などで頻出の扇状地・氾濫原の土地の使い方について詳細に説明します。
扇状地に関しては扇央と扇端で土地の使い方が違ってくることが重要です。扇央の部分は基本的に河川水が伏流しているうえ、勾配が急に緩くなる場所なので大きな石が堆積しています。ですので水はけがよく(水利は悪い)水田などには向きません。主に桑畑、果樹園などに利用されることが多い場所です。一方扇端の部分は伏流水が地上に出てくる湧水帯です。ここには細かな砂泥が堆積するので水持ちが良いです。よって水田利用が多く、集落もこの辺りに形成されます。扇状地の土地利用をまとめた図は下図になります。

扇状地の説明


次に氾濫原の土地利用について説明します。氾濫原は主に自然堤防という小高い土地と後輩湿地という低地によって構成されます。自然堤防とは、洪水などによって河道の外側に土砂が堆積してできた小高い土地です。そして自然堤防ができると一度あふれた水が河川に戻りづらくなるので背後に後輩湿地という土地ができます。自然堤防は集落に、後輩湿地は水はけが悪いので水田に利用されます。氾濫原の土地利用についてまとめた解説図は下図になります。

自然堤防画像

社会条件

社会条件に関しては、一言でいうと「交通の結節点」と言えるでしょう。異なる地域の境界という意味で、例えば山地と平地の境界や遊牧地域と農耕地域の境界に交易集落が成立することがあります。交易集落に関してはほとんど出ることは無いので、そのような場所に集落ができやすいということさえ覚えていてもらえば良いでしょう。

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