EU(ヨーロッパ連合)とは何か?欧州の歴史と目的からわかりやすく解説!

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  • 2016年04月01日公開
キーワード
EU
結成
背景

目次


1. はじめに~イギリスのEU離脱

2. 共通通貨ユーロの導入

 -国家にとっての通貨とは

3. EU(ヨーロッパ連合)が生まれた背景

 -ECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体

 -EEC(ヨーロッパ経済共同体

 -EURATOM(ヨーロッパ原子力共同体)

 -EC(ヨーロッパ共同体)

 -EU(ヨーロッパ連合)の誕生

4. まとめ

 -テーマのポイント:EUはなぜ結成されたのか

 -塾講師ステーション情報局とは


 

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1. はじめに~イギリスのEU離脱~

2016年6月24日、衝撃的なニュースが世界中を駆け巡りました。

国民投票の結果、イギリスがEUを離脱することが決定的となったのです。

 

「加盟国の離脱」という史上初の事態は、イギリスやヨーロッパのみならず、

世界的に大きな経済的、政治的影響を与えると考えられます。

 

日本でも連日「イギリスのEU離脱」について大きく報じられていますが、

そもそも「EUってなに?」という方もいらっしゃるかもしれません。

 


本稿では、

ヨーロッパ連合(以下EU)はどのような目的をもって生まれ、何を目指しているのか

をわかりやすく解説します。

 

 

2. 共通通貨ユーロの導入

まずはこちらの写真をご覧ください。

EUとは?

 

これは、今現在ヨーロッパ連合(EU)に加盟している国の多くが使用している共通の通貨、ユーロです。


ユーロを導入したことによって、ヨーロッパ各国を巡る旅行をする際など、


導入以前の時よりはるかに利便性が高くなったといわれています。

 

ユーロ導入以前、各国はそれぞれの中央銀行が発行する通貨をそれぞれ独自に利用していました。


日本では円が通貨になっていて、アメリカではドルが通貨として利用されている。


当たり前の例ですが、ヨーロッパ各国でもこうした状態がずっと続いていたわけです。

 

※ちなみに、イギリスはEUに加盟していたときから「ユーロ」は採用しておらず、ずっと自国のオリジナルの貨幣である「ポンド」を使用し続けていました。
国家元首である
「エリザベス女王」が表面に印刷されている「ポンド」はイギリスのアイデンティティを象徴しており、「ポンド」を廃止して「ユーロ」を導入するということにイギリスは強い抵抗をもっていたのです。

 

国家にとっての通貨とは?

 

ここで、日本の通貨を思い出してみてください。

 

紙幣には福沢諭吉や樋口一葉、夏目漱石など日本の歴史上大きな功績を遺した偉人達が描かれ、


硬貨には、10円硬貨の裏に描かれている平等院鳳凰堂など日本を代表する文化的建造物が描かれていますよね。


 

EU(ヨーロッパ連合)とは何か?結成の背景から徹底解説!

 

なぜこの話をしたかというと、

 

通貨というのは国にとっての重要なアイデンティティの1つである

 

ということをお伝えしたかったからです。

 

通貨というのは国家の大事な主権の一部であると同時に、実際の経済活動になくてはならないものです。

 

ヨーロッパの様々な国家の枠組みを越えて統一の貨幣を作っているヨーロッパ連合(EU)の取り組みが、

 

いかに壮大な挑戦であるのかというのかが、通貨という一面を見るだけでもご理解いただけたのではないでしょうか。

 

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3. EUが生まれた背景

 

第2次世界大戦ではヨーロッパ各国が戦いに参加し、ヨーロッパが戦場となりました。

 

同じ大陸内で敵と味方に分かれて多くの犠牲が生まれ、

 

戦いが終わった後も経済的なダメージからなかなか回復できないなど、その傷跡はヨーロッパ各地に残っていました。

 

ヨーロッパで二度と同じ惨禍が起こらないようにするためにはどうすれば良いだろうか?

 

戦争が起こらないように新しい秩序を作ることが必要なのではないか?という思いから、

 

ヨーロッパ全体をまるで1つの国のようにすれば戦う相手がいなくなる争をなくすことができる

 


と考えました。

 

 

EUというのは、今でこそ色々な協定関係、細かい規則がありますが、根底にあるのはこの「戦争をなくし、平和を実現したい」という理念なのです。

 

では、EUが生まれるまでにどのような歴史的経緯があったのか、確認していきましょう!

 

 

前身組織①:ECSC

 

第2次世界大戦後、最初に誕生した組織が1951年に結成された「ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)」という組織です。

 

これはフランスとドイツが主導して組織されました。


もともとこの2国は国境付近にある石炭と鉄の利権をめぐって度々争いが起こっていました。


両国の境目には炭坑があり、どちらの国にとっても鉄鋼業は大事な産業の要素であったからです。

 

”互いに利権を巡って譲らなければいつまでたっても争いは絶えない”

 

このように考えたフランスが、鉄と石炭については国家という枠組みを超えて第三者的立場に立てる国際機関を創設し、これが管轄することを提案します。

 

この考え方を軸にして誕生したのが前述した「ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)」です。

 

この段階ではフランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、ルクセンブルク、オランダの6カ国が参加しました。

 

 

前身組織②:EECとEURATOM

 

このECSCをきっかけに1958年1月、新たに2つの組織が誕生することになります。


それが、「ヨーロッパ経済共同体(EEC)」「ヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)」です。
(こちらも参加していた国は前述の6カ国です)

 

石炭や鉄鉱のみならず、経済そのものにおいてより広範な連携機関を作り、

 

原子力においても同様のものを作ります。徐々にその協力範囲を拡大していることがお分かり頂けると思います。

 

この中でも「ヨーロッパ経済共同体」(EEC)はヨーロッパを1つの国家にする理想の取っ掛かりとして、

「共同市場」を作ろうとしました。その具体的な内容として、以下の様なものがあります。

 

・パスポートやビザを持参する必要なく自由な流通が出来るようにすること

商品の販売なども国の枠組みを越えて行き来することが出来るようにすることで、

経済活動を活発にすることを目指します。

さらに、外国資本も積極的に認め企業規模の拡大、

そして国を越えて健全な競争が出来る下地を整えました。

 

しかし、国が違えばそれぞれの経済状態も異なっています。

 

つまり、それに対処するための経済政策も各国によって全くと言ってよいほど異なるのです。

 

そのために、ヨーロッパ経済共同体(ECSC)は利権を巡る争いが後々起こらないよう、各国の経済政策を少しずつ歩み寄らせるように設定していきました。

 

 

具体的なものとしてよく説明されるのが”関税同盟”です。


それまで、各国は自国の産業を守るために、海外から輸入される商品には関税をかけ、


消費者の多くが値段の安い海外商品に流れていかないよう調整していました。

 

こうした輸出商品に関税をかけないことで、互いの国家が商品を安く買えるようにしよう、としたのがこの関税同盟の狙いです。 

 

 

前身組織③:EC

 

こうした取り組みが進んできて、

ここまで説明したECSC、EEC、EURATOMを合体させて誕生した新しい組織が「ヨーロッパ共同体(EC)」です。

 

この組織はこれまでの前身組織に参加していた6カ国を中心として結成しましたが、後にアイルランド、イギリス、デンマーク、ギリシャ、スペイン、ポルトガルが加盟して12カ国が参加することになりました。

 

フランスとドイツの2国間の炭坑をめぐる争いが起こらないように始めた取り組みが、段々とヨーロッパを巻き込む大規模なものになってきたことが伺えます。

 

しかし、解決しなければならない課題もたくさんありました。


例えば、1970年代に起こった石油ショックは、ヨーロッパ全体の経済に多大なダメージを残しました。


さらにヨーロッパには経営者保守的な層も多く、新しく起業された会社には大きな投資がされないなど、新興企業は伸び悩んでいました。

 

国内の市場の中でのみの工夫だったため国際競争力がつかず、生産コストも多くかかってしまっていました。 

 

 

EUの誕生

 

こうした背景をもとに1991年12月に誕生したのが「ヨーロッパ連合(EU)」でした。


前身のECによる経済共同体をより発展的に拡大させ、通貨を統一します。さらに共同体をより大きくして
政治的統合も目指しているのが特徴です。

 

ここでこちらの旗を御覧ください。

 

EU(ヨーロッパ連合)とは何か?結成の背景から徹底解説!

 

これはEUの旗なのですが、星の数が12個ありますね。


これには2つの意味が込められています。

 

1つはECがスタートした時の12カ国という意味です。

そしてもう1つは、欧州にとって「12」という数字は完全さ、永遠、幸運を示す聖なる数字であるためです。

 

そして、EUはユーロという共通の通貨を導入しました。冒頭でご紹介した写真の通貨です。

 

ユーロ導入以前は、各国に独自の通貨があったため、1回1回両替の手数料もかかるし、為替の変動によって取引が円滑に行われないという状況がありました。

 

ユーロを導入したのはこうした状況を打開し、取引を円滑に行うことによって経済を発展させることを目指したためでした。

 

特に両替の必要をなくしたことが取引の円滑化に大きな効果を発揮します。

 

それまでは欧州各国でそれぞれの通貨を使うとなると、両替の手数料だけで決して安くはない額になってしまっていたため、

 

共通の通貨が誕生したことで国を超えた取引がよりしやすくなりました。

 

通貨と為替についての詳しい記事はこちら!

 

 

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4. まとめ

 

本稿では、「ヨーロッパ連合(EU)」はどのような目的で、なぜ結成されたのかを歴史的背景とともに理解する方法をご紹介してきました。

 

歴史を中心に述べてきたので、政治や経済の部分まではお伝え出来ませんでした。

しかし、これらのことにも本稿で述べた歴史的経緯は具体的な背景をつかむために有効になるはずです。

 


是非活用してみてください。最後にポイントをまとめます。

 

 

テーマのポイント:EUはなぜ結成されたのか?

 

◯大戦の戦場となったヨーロッパ
(1)戦いの反省から
(2)争いをなくすにはどうすればよいのか?


◯経済共同体の結成

(1)フランスとドイツで争っていた国境ライン
(2)互いにとってより良い選択とはなにか?
(3)ECSCの誕生


◯前身組織

(1)EECとは何か?
(2)EURATOMの結成→協力分野の拡大へ
(3)ECの誕生


◯EUの誕生

(1)背景
(2)目的
(3)経済的効果

 


経済的な観点については、また経済の分野でその効果を詳しくお伝えします。

 

 

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本稿は以上です。

 

ここまでご精読ありがとうございました!

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