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塾講師の年収解説!年収600・800・1000万円は可能?

塾講師の年収解説!年収600・800・1000万円は可能?

この記事は現在、塾講師で「自身の年収に不安を持っている方」や「塾講師の仕事に興味があるけれど収入に関する疑念を持っている方」向けに、統計データを基に塾講師の年収について解説します。また年収を上げる方法も合わせて紹介します。

この記事を読んで塾講師への転職や将来のキャリアプランの参考にお役立てください。

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目次
●【最新】塾講師の平均年収
 ・【2023年】塾講師の平均年収
 ・年齢別による平均年収の違い
 ・大手学習塾の平均年収ランキング
 ・経験者と未経験者の年収比較
 ・【参考】アルバイトの平均年収
●【年収1000万円は可能?】塾講師の年収を上げる方法
 ・キャリアアップを目指す
 ・成果を上げて、人気・有名塾講師になる
 ・大手学習塾に転職・就職する
 ・難関校向けの学習塾に転職・就職する
 ・独立・開業をする
 ・副業をする
●まとめ

 

 

【最新】塾講師の平均年収

【2023年】塾講師の平均年収

2023年版、塾講師の平均年収についての画像です。平均年収は約431万円、月収は約28万6千円、賞与(ボーナス)は約43万5千円です。

厚生労働省の統計データより塾講師の平均年収は約431万円です。
日本の平均年収は国税庁のデータより458万円で、塾講師の平均年収はほぼ同水準といえます。ただし企業規模が1000人以上の学習塾に勤務している場合、平均年収は約481万円で日本の平均年収を上回っており学習塾の規模で大きく変動しているとわかります。

企業規模による平均年収の違い

企業規模 平均年収
1000人以上 約481万円
100-999人 約402万円
10-99人 約408万円

 

※出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査
    国税庁 標本調査結 民間給与実態統計調査結果

年齢別による平均年収の違い

年代別の推移は年齢を重ねるにつれて上昇傾向で、20代と50代では2倍以上の差があります。この差は昇進や経験による待遇の変化などが要因の1つとしてあげられます。

※出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

大手学習塾の平均年収ランキング

最新の有価証券報告書から2022年の各大手主要塾の平均年収ランキングを紹介します。
なおこの平均年収は、講師や事務、管理職などをまとめた社員全体の平均値になりますのでご注意ください。

順位

企業名(塾名)

平均年収(円)

1

ナガセ

(東進)

約795万

2

リソー教育グループ

(TOMAS)

約670万

3

ステップ

(STEP)

約614万

4

 早稲田アカデミー

(早稲田アカデミー)

約529万

5

進学会ホールディングス

(進学会)

約527万

上位5社の平均年収は500万以上と日本の平均年収を上回っている結果となりました。特に1位、2位、3位は年収600万円以上と高年収であるとわかります。

出典:各企業の有価証券報告書より
1:ナガセ2:リソー教育グループ3:ステップ
4:早稲田アカデミー5:進学会ホールディングス

経験者と未経験者の年収比較

塾講師への転職を検討する際に「経験者と未経験者では年収の差は?」と気になる方がいると思います。
しかし塾講師の求人には「月収20~40万」と幅広い範囲で給与の設定をしている塾が多く、経験者と未経験者の違いが分かりづらい印象です。

今回、塾講師ステーションキャリアに掲載している中で、経験者と未経験者の月収を記載していた求人があったので、それをもとに想定年収の比較例を紹介します。なおこの求人はあくまで参考例で実際の年収とは異なる場合もあるのでご注意ください。

このように塾講師の経験者と未経験者で64万円も年収に差がありました。これは最低月収の場合の計算になるので、場合によってはもっと大きな差になることもあります。
しかし塾講師は経験を重ねるにつれて年収が上昇する傾向のため、将来的な年収はその人自身の努力次第で大きく変わっていくといえます。

【参考】アルバイトの平均年収 

塾講師を副業に検討している人や大学生向けにアルバイトとして働く場合の平均年収を紹介します。

アルバイトの場合、授業1コマの単価や出勤数などの条件で年収が変わってきます。
単価は授業1コマ2,000~3,000円としているところが多い印象です。

個別指導の場合は時給1,200円前後、集団指導の場合は2,000円前後がおおよその目安です。

●年収モデル例 授業1コマ2,500円の場合

・1度の出勤で2コマ→2,500円×2=5,000円
・1カ月で8回出勤→5,000円×8=4万円
・1年間で→40,000円×12カ月=48万円(年収)

上記はあくまでモデル例です。
その人自身のスキルや経験、条件によって授業のコマ単価や出勤回数が変わります。
中には授業1コマ4,000円と高単価の求人もあります。

また大学生でアルバイトとして働く場合、年収が103万円以上だと「所得税」及び「復興特別所得税」の納税義務が発生するのでご注意ください。

出典:国税庁  家族と税

【年収1000万円は可能?】塾講師の年収を上げる方法

年収を上げる方法について代表的な方法を6つ紹介します。塾講師で年収600万円・800万円は十分に可能です。また、簡単ではありませんが、独立・開業した人の中には1000万円以上を稼いでいる人もいます。

キャリアアップを目指す

在籍している教室でキャリアアップをして、教室長やエリア長などのマネジメント・管理職に就任できれば基本給が大きく上がる他、役職手当などがつき年収があがることが期待できます。

実際の求人例を3つ紹介します。この他、多くの塾でキャリアアップをすることで年収を上げることが可能です。

スクール21の求人より
・年収400万円 / 塾講師職 経験3年 /入社時:月給27万円+賞与
・年収480万円 / 教室長職 経験3年 /月給32万円+賞与
・年収800万円 / ブロック長職 経験10年 /月給51万円+賞与

ena個別の求人より
・440万円/25歳 校長:経験2年/月給36.6万円+諸手当
・570万円/30歳 ブロック長:経験4年/月給47.5万円+諸手当
・720万円/37歳 地区長:経験8年/月給60万円+諸手当

成果を上げて、人気・有名塾講師になる

成果を上あげることで塾への貢献度が評価され年収をあげることが可能です。
塾講師の成果とは「難関校への合格者を増やす」などがイメージできると思いますが、「生徒に好かれる」ことも重要です。生徒から好かれることで評判が保護者や塾に広がって自身の評価が良くなるでしょう。

塾を経営している長谷川先生のコラムより、「生徒から好かれる先生と嫌われる先生の違い」を紹介します。
1.笑いが有るかないか
2.子供達が「これは勝てない」と思う何かを持っているかどうか
3.子供達が「これなら勝てる」と思う何かがあるかどうか
4.話を聞いてくれるかどうか
5.上下関係よりも信頼関係

詳しくは「生徒から好かれる先生と嫌われる先生の違い5選」を見てください。

また有名塾講師になればセミナー開催や書籍出版、メディアの出演等などで給与以外の収入を得る可能性ができて、一般的に高年収といわれる年収1000万以上を目指すことも実現可能と言えるでしょう。

そのためには若いうちからのキャリア形成が重要です。具体的な方法についてはプロ講師の原田先生のコラム「プロ講師・経営層・独立。キャリア形成のために20代で何をするべきか」を参考にしてください。

大手学習塾に転職・就職する

大手学習塾に転職・就職をすれば平均よりも高い年収を得る可能性があると考えられます。

下に大手学習塾の平均年収ランキングで紹介した、早稲田アカデミーの求人を例に紹介します。
実際の求人内容より経験2年目で年収550万円と平均よりも高くなっています。さらに17年目では950万円と大手学習塾でキャリアアップをすることで高年収を期待できます。

また大手学習塾は全国展開をしていて教室数が比較的に多く、マネジメント・管理職のポジションのキャリアアップのチャンスが多いと思われます。

早稲田アカデミー個別進学館の求人より
・年収550万円 / 経験2年 /教務主任(30代)/月給31万円+賞与+各種手当
・年収700万円 / 経験5年 /管理職校長(30代)/月給38万円+賞与+各種手当
・年収950万円 / 経験17年 /上席専門職(40代)/月給59万円+賞与+各種手当

難関校向けの学習塾に転職・就職をする

難関校向けの塾へ転職・就職するのも方法のひとつです。

ただし難関校向けとなるので、塾講師としてレベルの高い指導力や実績を求められることが多いです。
求められる水準は高いですが、年収を上げたいと考えているなら、自身の可能性を信じてこの方法にチャレンジするのもひとつの手段です。
塾講師ステーションキャリアには難関校向けの求人を掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

独立・開業をする

独立・開業をして学習塾のオーナーやプロ講師になると、個人の実力で大きく年収を上げることが可能なメリットがあります。

学習塾のオーナーは経営者になるので「経営者=高年収」のイメージが一般的にあると思います。プロ講師が在籍している家庭教師のトライの求人には「年収1000万以上のプロ講師が多数在籍中」と記載されており、独立もとても期待できるような方法に感じるかもしれません。

しかしこの方法は企業から一定の給与がないデメリットもあり、場合によっては「収入がない」こともあるかもしれません。

それに加えて学習塾のオーナーは経営者として学習塾の経営や集客等のマーケティングスキルなど幅広い知識やスキル、プロ講師も講師としての高い能力や自信を売り込む営業力が必要です。

そのため独立・開業すれば必ずしも高年収になれるわけではないので、ご自身でよく考えてから検討してみてください。

まずいろいろなスキルを身につけるためにも、一旦学習塾などの組織に所属してから独立・開業するほうがおすすめです。ある程度の期間、講師として働けば学習塾の運営について学ぶこともできて、独立を成功させるにあたって大きなプラスになるでしょう。 

副業をする

今すぐ年収を増やしたいと考えている方は、複数の塾講師の掛け持ちや、副業を検討するのもおすすめです。ただし、学習塾によっては兼業や副業を禁止している場合もあるので、社内規則の確認が必要です。

また、高年収を求めるあまり過重労働になり身体的・精神的な負担が増え、休職を余儀なくされるのでは本末転倒です。

副業や兼業を検討する場合は、体力的・時間的余裕も十分に考慮し、慎重に検討しましょう。副業について以下のコラムにより詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。

塾講師の副業ってどうなの?社会人こそ塾講師の副業をするべき4つの理由
家庭教師の副業ってどうなの?おすすめできる理由や注意点を徹底解説

まとめ

塾講師の年収は勤務をする学習塾の規模で変わり、勤務形態や雇用形態によっても大きく変わります。規模が大きい学習塾の場合は、比較的平均年収が高めの傾向です。また自身の実績やスキルでも年収をあげることができます。

自分のキャリアプランに合った学習塾や予備校を探して講師としてスキルアップを目指していきましょう。

スキルアップの情報収集に塾講師ステーションキャリアの活用をおすすめします。
今すぐの転職を考えていなくても転職活動は事前の準備次第で成功するか決まります。
後悔しないためにもぜひ活用してみてください。

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※今回、紹介する平均年収は統計データの【個人教師】を引用して計算しています。
※この【個人教師】には塾講師の他、音楽教室教師や体操クラブのコーチなどが含まれているデータです。
 年収の計算式は統計データより以下の計算で行っています。
 年収=【きまって支給する現金給与額×12ヶ月】+【年間賞与その他特別給与額(年2回と仮定しています)
※また記事の中で紹介している求人データは記事公開時の求人データを引用しています。(公開日時:2023年10月)
 場合によっては内容が変わっている可能もありますのでご注意ください。

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