アメリカ大統領選の前に知っておきたい!アメリカの政治の仕組み

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  • 2015年03月31日公開
キーワード
アメリカ
大統領選

アメリカ政治の仕組み:もくじ

1. はじめに:トランプ vs クリントンの一騎打ち

 

2. アメリカの大統領制とは?

 

3. アメリカの二大政党制とは?

 

4. まとめ

 

1. はじめに:トランプ vs クリントンの一騎打ち

 

2016年、8年ぶりにアメリカで大統領選挙が行われます。

 

過激な発言で世界中の注目を集めるトランプ氏に対し、もし大統領になれば初の女性大統領というクリントン氏が一騎打ちをしかける、という構図になりました。

 

果たしてどちらが大統領になるのか。日本でも連日様々なメディアでアメリカの大統領選が報道され、注目を集めています。

 

本記事では、そんなアメリカ大統領選のニュースをよりよく理解するために

アメリカの政治の仕組みはどうなっているのか?

について、わかりやすく紹介します。

 

2. アメリカの大統領制とは?

まず手始めに、日本の政治の仕組みについて考えてみましょう。

 

日本においては、総理大臣を決める際に、我々国民が直接投票をすることは出来ません。

あくまで「間接的」にしか総理大臣を選べません。

私達国民が選挙で選んだ国会議員が、総理大臣にふさわしい人物を決める(指名する)

仕組みになっています。


日本では、首相は私達国民が選んだ国会議員がふさわしいと思う人物を指名します。


もっと具体化して言えば、国会の中で各政党で最も議席を持っている。つまり、


政権与党のトップが首相を務めることになります。



一方のアメリカではどうでしょうか?

 

よくアメリカの大統領選挙は「直接選挙」と呼ばれるのですが、これが正確な表現かどうかを確認してみましょう。



選ぶ際には実際に政党(アメリカの場合、民主党と共和党)が候補者を決めることから始めます。
その候補者の決め方がまた独特で、「代議員」を通して投票します。

 

 具体的に、各州と特別区、プエルトリコ各地域において、代議員が「私は〇〇党の~氏を推薦します」という意見を表明します。

 

各州

 

これに対して、有権者が自分の考えに合う人を推薦している代議員に投票をし、その総数で決定する、
という選挙が行われます。この代議員を決める段階の選挙を「予備選挙」と呼びます。

 

この予備選挙を大体1月~6月まで約半年間行います。

 

そして、その地域の声を受けて、「代議員」が8月ないし9月から始まる「全国党大会」に自らの所属する
地域での結果を提出し、ここでようやく党の代表=候補者が決定します。

 

アメリカでは、大統領に立候補したい人は、


「自らが大統領になったらこんなことをして社会を良くします」
というのを予備選挙の段階から限られた時間の中で質の高い演説を繰り広げるよう努力し、国民がそれについてしっかり吟味する。そのようになっています。


3. アメリカの二大政党制とは?

もう1点、アメリカの政治の仕組みを考える上で欠かせないのが、民主党と共和党の「二大政党制」です。


最初に述べて置かなければならないのは、「二大政党制」というのはアメリカ政治の代名詞ですが、

「禁酒党」や「アメリカ独立党」など他の政党ももちろんあります。


色々
ニュースなどのメディアで聞くのは二大政党だけなので勘違いしがちですが、実はそうではないのです。


さて、それでは具体的にこの2つの政党の中身を見ていきます。

<民主党>
・軸:「大きな政府
・票田:黒人やヒスパニック系、あるいは労働者など貧しい人たち
 ⇨考え方「こうしたお金に困っている人を助けるためにしっかり税金をとって、社会保障を充実させて
      いくべきである。」Ex.国民皆保険制度導入

 

<共和党>
・軸「小さな政府
・票田:主に白人、富裕層やビジネスマン
⇨考え方「自由主義的かつ独立精神をもってやっていくべきだ。国に頼らず自分たちのことは自分たちで
     やろう」Ex.国民皆保険制度のような政策には反対

こうしてみてみると、票田によってその目指すべき国家のあり方が全然違うことがお分かりいただける
と思います。

 

さらに、もう1つ重要な解説を加えると、外交面にも大きな違いが出てきます。

 

共和党は上記にあるように、「自由主義」です。それはつまり、海外の情勢などについても「アメリカも自由にやるから、あなた方も(アメリカに無害なら)自由にどうぞ」というスタンスです。

 



一方の民主党は共和党に比べ、海外にいつも関心を向けています。

 

そうした関心があるからか、これまで第2次世界大戦、ベトナム戦争など「戦争」をしてきたのは
民主党が政権を握っている時代でした。

 

とはいえ、考え方が分かれているから、政治がいつも白黒はっきりしているというわけではありません。


大統領選挙で勝利した人物の所属する政党(例:民主党)と、連邦議会選挙の結果多数派を取った
政党(例:共和党)が違う、「ねじれ」と呼ばれる状態は起こります。

 

ただ、この二大政党制は「考え方」を軸にわかれているという点で、議論はとても質が高くなります。


実例を上げつつ解説します。「増税をするか否か」という議論がこれまでありました(今なおあります)。
議論

この場合、貧困層を票田とする「民主党」は、社会保障の充実のために、
高額所得の富裕層からは所得税をしっかり取って、それを再配分すべきであるという意見が出ます。

 

それに対して、富裕層を票田とする「共和党」は、国家に頼っているようでは国は発展しない。
皆しっかりと経済的に独立すべきである。という意見になります。

 

 

政策は最終的に妥協点を見つけなければなりませんから、双方の意見を踏まえつつ最善である政策を
作っていくのです。

4. まとめ

ここまで、アメリカの政治の仕組みについて簡単に紹介してまいりました。

 

政治のニュースを深く理解し楽しむためには、基本的な知識をおさえておくことが大切だと思います。

 

アメリカの大統領選はアメリカだけに関わる問題ではありません。アメリカと関係の深い日本にとっては、とくに大きな問題だと思います。

 

どういう結果になるかはまだまだ読めない状況ですが、注目して日々のニュースを追っていきたいと考えています。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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