【現代文講師向け】ちょっとした工夫で点数アップを目指そう!

はじめに

現代文の能力をあげることがいかに受験において大事か、いかに全教科の底上げになるか、ということを、【全教科の底上げに必須!現代文の能力!(http://www.juku.st/info/entry/1148)】にてお話しました。

いかに現代文が全教科の下地になっているかがわかったところで、

ちょっとした工夫で!圧倒的な成果!が出る手法を二つ、お教えしたいと思います。

わりと普段行っていることでも、ちょっとした工夫を凝らすか凝らさないかで、大きな差を生むんですよ!

授業内の工夫⑴

すぐ調べる習慣を、‘‘授業内‘‘でつけさせよう。

昔と比べて、はるかに今の学生は恵まれています。なぜなら、PCやスマホ、つまり、インターネットの普及が驚くべきほど発達したからです。15年前くらいは、たとえ教科書などを読んでいて分からないところがあったとしても、それを調べる術として、人と本くらいしかありませんでした。身近な人に、質問する。また、他の本によって不明点を調べる。そういう手法に限定されていたんですね。

しかし、今やこういう作業をする必要が無くなってしまいました。インターネットで検索をかければ、それに関しての情報が恐ろしい程たくさん出てくるからです。それをみれば、なまじ知識はつくようになりました。

また、インターネットを賢く使っている学生は非常に少ないと、生徒を見てきて感じました。インターネットを賢く使うということ。

それはズバリ!タイミングと使い方にあります。

小中高生は、ラインやツイッターなど、ソーシャルメディアを使うことには長けているようでしたが、勉強にインターネットを使うことはあまり追求していないようです。おそらく、使い方をまだ身につけていない、その知識がまだないのだと思います。

そこで私たち教師が、インターネットの効果的な使い方を教えてあげて欲しいのです。そして、それを授業内で行ってパフォーマンスして欲しいのです(授業中に使用許可が出ている場合であれば)。

 

ここで、調べ物はインターネットではなくしっかりとした文献を使うべきだとおっしゃられる方もいらっしゃると思います。学術的にはもちろんそちらが正しいのですが、その方法は勉強が出来る子には有用なのですが、あまり成績が良くない子に対しては、重荷であるようです。わからないことを調べる、という行為自体が重荷であるために、勉強しないようなのです。ですから、この方法はあまり勉強しない子に対する方法だと思ってください。勉強しない子に対しては、スマホやPCでもいいから、わからないことを調べようとする‘‘知的好奇心を養う‘‘ことが非常に有用なのです。

というわけで、あまり勉強しない子に対して、授業内で

授業内でわからなかったことを専用のノートにメモさせておき、五分間だけとって、授業の最後に調べさせる。

ということを行っていただけると、知的好奇心が育ちます。

簡単なことですが、ここにはたくさんの真髄が詰まっています。

まず、自分がわかること、わからないことを、しっかり自分自身で区別する能力がつきます。

そして、わからないと思ったすぐ後に調べることで、タイムラグが生じることがなく、つまり忘れることなく、記憶が鮮明のうちに記憶を改めることができます。

記憶というのは、最初が肝心です。はじめの記憶というのは強烈に脳内に残りますので、知識を身につけたすぐそのあとに記憶を補正して、確固としてあげることが非常に重要なのです。

また、こういう癖を授業内でつけさせてあげることで、普段の自学学習でも、わからなかったらすぐ調べるという癖がつくようになります。

わからなかったら調べる、というのは当然の流れですが、それを大々的に授業内で取り入れることで、副次的なものではなく、一次的なものであると理解させることができるのも重要な部分です。

私たちは、勉強することが主流で、わからないことを調べるのがその次、まるで二の次であるかの様な扱いをしがちです。しかし、勉強することと、調べることは同じくらい大事である、ということをしっかり自覚させることが大事です。

大学からの勉強は特に、調べるという学習が主になります。その前段階を踏まえさせるのもまたひとつの目的です。

更に、ネットには情報が溢れかえり、正しい情報とそうでない情報の両方がありますので、先生がいる場で調べさせれば、その情報が正しいかどうかの判断をしてあげることができ、間違った覚え方をさせてしまうことを避けることができるのも、大きな利点です。

 

⑵いい本だけに徹底的にこだわるという工夫

読みもの 兼 問題集になる、質の良い本しか使わない!

読書をすることは、現代文の能力アップに対してやっぱり大事です。しかし、忙しい高校生が読書だけの時間をとるというのは、なかなか厳しいという声がほとんどです。

ここで、ひと工夫!

問題集 兼 知識サポートに役立つ読み物 という使い方ができる質の良い本だけを使うのです。

そういう本を現代文の授業で用いることで、読みながら知識を増やし、かつ、問題を解きながら、どういう読み方をすれば問題に対応できるか考える、というところまで自然とサポートされてしまうというわけです。つまり一石二鳥なのです。

現代文を解くのには知識が必要です。

数学で公式を覚えるように、化学で有機や無機の知識を覚えるように、現代文でも知識が必要なのです。その知識をどこからどうやって得るか、というのがあやうやな生徒さんが多いのが事実です。

どこから得るか、それはズバリ!質のいい本、そして問題集にもなりうる本、からなのです。

しかし、高校生が自ら判断して選書するのは難しいです。そこで、私が今まで自分自身の現代文アップにも効果があった、そして、自らの生徒何人にも効果があった良質な本を、ここでは紹介したいと思います。どんな本でも読めば良いというのは全くの間違いです。時間がない高校生が扱っていいのは、問題集 兼 知識サポートの読み物、という二役を同時に補った、質の良い本だけです。

私が自信をもっておすすめできるのは

『高校生のための読書読本』 筑摩書房

『ちくま評論入門(高校生のための現代思想ベーシック)』筑摩書房

はじめはこの二冊を使うとよいでしょう。こちらは評論に特化してあるものです。評論のエッセンスが詰まった良質な文章のみが詰まった、最高の一冊です。更に、下のスペースには設問が書いてあり、その設問を同時に利用することで、問題集としての役割も果たしてくれます。

この二冊が終わるころには、標準より少し上くらいの力は確実についていることでしょう。同時に、良質な思想や知識を会得していることでしょう。これが現代文で戦うための知となります。その知をもって現代文どいう科目では戦っていくのです。

標準よりもっと高い力をつけたい、というあなたは、次にこの本を用いるとよいでしょう。

『ちくま評論選(高校生のための現代思想エッセンス)』 筑摩書房

『教養のための大学受験国語』石原千秋

こちらは前の二冊より文章の難易度は高くなっています。しかし、良質な文章であることは変わりありません。非常に取り組みがいのある一冊です。

次に小説に特化した問題集を紹介します。

『ちくま小説入門(高校生のための近現代文学ベーシック)』 筑摩書房

こちらは先程紹介したものの、小説バージョンです。小説はとくに、評論より良質な文章を見極めるのは難しいです。なぜなら、小説は評論と違って、ジャンルが多く、更に書き方もある程度自由であるからです。評論が何かを訴えるために論を構築するという形態をとるものだとしたら、小説は、なにかを特別論だてて主張する必要がありませんよね。ですから、受験から見れば良質とは思えないものが山ほどあるのです。

たとえば、小説のジャンルといって、何が思いつきますか?

純文学、ライトノベル、SF小説、パロディ小説、冒険小説、ファンタジー小説、経済小説、アクション小説・・・キリがないほど小説はたくさんの形態がありますね。

というわけで、趣味で小説を読むのは大いに構いませんが、受験のためにむやみやたらに小説を読むのは、全くおすすめできません。絶対良質なものだけ読んでください。

そして前掲書を終わった方は。

『ちくま小説選(高校生のための近現代文学エッセンス)』筑摩書房

『大学受験のための小説講義』石原千秋

を取り組むとよいでしょう。

このちくまシリーズは著名な方が集って研鑽されてできた権威ある本です。この界隈で著名な方が選んだものは、入試でも出やすいです。入試で悪問を出すわけにはいきませんからね。大学の評判にも関わることだからです。

 おわりに

以上で述べてきた二点は、普通のことといえば普通のことですが、両者、ほんの少しの工夫を加えることで、その効果は歴然です。

そのちょっとした工夫の重要性を、ここで感じてもらえたら幸いです。是非指導に役立ててみてください。


 

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