「転職するなら今?」塾業界への転職実例とベストタイミングを解説
教育業界、とりわけ学習塾への転職は、塾講師から塾講師へ移るケースだけでなく、異業種から挑戦する方も増えています。近年は、社会人として別のキャリアを経験したうえで「教育に戻りたい」「子どもに関わる仕事がしたい」という思いから転職を検討する方が確実に増加しています。
一方で、塾業界特有の“採用が動くタイミング”が存在することをご存じない方も多く、動き出しのタイミングひとつで、選べる求人や内定確度に差が出ることも事実です。
本記事では実際の転職事例を交えつつ、転職スイッチが入る瞬間と、採用されやすいベストな入社タイミングについて解説します。
塾ステキャリアエージェントでは、キャリア相談・求人紹介・選考対策を個別に実施しています。
全て無料で利用できます
転職するか迷っている方も、実際に自分に合う求人を紹介してもらいたい方も、
まずは一度、ご相談してみませんか?
目次
1. 塾業界で“転職スイッチ”が入る瞬間
1-1. 異業種から教育への“原点回帰”
まず、異業種から塾業界に入るケースです。
異業種転職は難しいと思われがちですが、塾への転職の場合、塾講師のアルバイト経験がある方も強く評価されます。
また、学生時代に教員免許を取得した、教育実習に行ったことがあるといった経験も同様に評価されるケースが多いです。
【実例】異業種(車の設計士) → 集団指導講師
もともと教員免許を持っていたものの、学校現場は労働環境が厳しいというイメージから別業界へ就職。しかし、社会人としてビジネススキルを身につける中で、「やっぱり子どもに教える仕事をしたい」という気持ちが再燃し、塾業界に転職されました。
塾は学校と比較して授業づくりの自由度が高く、指導に専念できる環境も選びやすいため、このように“原点回帰”で選ばれることが多いのが特徴です。
1-2. ライフイベントを機に働き方を見直す
次に、結婚・出産・引越しなど生活環境の変化です。
ライフステージの変化やライフイベントに伴って転職せざるを得ないというケースですが、新生活に合わせた働き方や勤務地を選ぶ必要があり、また、タイムリミットもあるため、選択幅は狭く、良い求人に出会えるかどうかが勝負です。
【実例】結婚・同居に伴う引越し → 転職
結婚を前提としたパートナーとの同居をするため、引越しを決意。現職では勤務地の折り合いがつかずに転職活動を開始。「勤務地が転居先から近く、この先転居を伴う異動がなく、育休も取りやすい」という好条件の非公開求人に出会え、無事入社を叶えました。
塾は新規開校など事業拡大に伴って人事異動が発生することが多い企業も。長く続けるには、給与や待遇だけでなく、福利厚生やキャリアパスなどもしっかりチェックしておきましょう。
1-3. 「授業に集中したい」という思いが強まる(塾→塾)
塾での正社員経験者の方の場合、より良い環境を求めて塾間で転職するケースもあります。
【実例】業務が多すぎて授業準備に時間が割けない → 指導に集中できる塾へ
教室運営・営業・事務・面談などの比重が大きく、本来の授業づくりが追いつかないという声は少なくありません。「自分は授業で成果を出したい」という思いから、講師業に専念できる企業に転職される例が多く見られます。
2. 採用されやすい「転職のベストタイミング」
塾業界は、学年スケジュール・講習期間・生徒募集のタイミングに合わせて“採用が動く時期”が明確です。以下は特に採用が活発になる時期です。
2-1. 【3〜4月入社】新年度で採用ピーク
最も採用枠が広がるタイミングです。
・新学年スタートで1から生徒に関われる
・丁寧な研修が実施される
・未経験・異業種からでも採用されやすい
「塾業界に入るならまずこのタイミング」といえるほどチャンスが大きい時期です。
特に20代の方や異業種出身の方は、新卒入社の方と一緒に丁寧な研修が受けられるケースもあり、未経験の方でもジョインしやすい時期となっています。
また、経験者の方にとっても、新学年スタートで1から生徒を指導できるので、実力を発揮しやすいでしょう。
2-2. 【9〜10月入社】夏期講習後の増員採用
夏期講習の後は、生徒が増加し、各教室が“体制を整えるタイミング”になります。
・補充採用が活発
・即戦力として経験者は通過率が上がる
・秋から冬の繁忙期に向けて採用が強まる
年間を通じて、3〜4月に次ぐ採用ボリュームです。
受験に向けて生徒数が増加している時期のため、即戦力となれる方やアルバイト時代を含め塾での勤務経験がある方が採用されやすい時期です。
2-3. 【6〜7月/12〜1月】ボーナス受取後に動き出す転職者が多い
業界問わず、ボーナス支給後に転職活動を開始する方が一定数います。
理由は明快で、「直近の賞与だけしっかり受け取ってから、次のキャリアへ進みたい」という考えからです。
企業側もこの動きを理解しており、ボーナス支給直後は退職者が出やすいため、欠員補充として採用ニーズが高まる傾向があります。
具体的には次の2つの波が発生します。
-
夏の賞与後(6〜7月)
・夏期講習前に体制を整えたい企業が動く
・経験者採用が増える時期
・異業種でも早期入社が可能なケースもある -
冬の賞与後(12〜1月)
・冬期講習〜受験期に向けて人員を補強したい企業が増える
・急募求人が多く、条件交渉がしやすいこともある
・講師経験者は特に採用されやすい
「賞与を受け取りつつ、次の環境へ」という働き方の切り替えは、塾業界でも一般的な動きであり、年度や講習時期の採用ピークと重なるため、内定が出やすいタイミングでもあります。
3. 結論:迷っているなら、早めの情報収集が有利
塾業界の採用は独特な「年度サイクル」で動くため、希望入社時期に合わせて逆算して準備することが重要です。
また、良い条件の求人ほど早く埋まるため、転職を迷っている段階でも情報収集だけは進めておくほうが、結果的に選択肢を広げられます。
特に異業種転職の場合は、
・指導職が向いているか
・教室運営の方が合うのか
・どの業態(集団・個別)がフィットするか
こうした“職種選び”だけでも時間が必要になります。
明確な転職タイミングが決まっていなくても、本当に転職すべきか迷っている方も、今より良い選択肢があるのか、まずは情報収集をしてみませんか?
■ 塾ステキャリアエージェントはこんなサービス
塾ステキャリアエージェントでは、キャリア相談・求人紹介・選考対策を個別に実施しています。
-
塾業界特化の転職サポート
-
キャリア相談
-
求人紹介・ご推薦
- 書類作成アドバイス
-
面接対策
全て無料で利用できます
転職するか迷っている方も、実際に自分に合う求人を紹介してもらいたい方も、
まずは一度、ご相談してみませんか?
