公開日 2024/10/30
更新日 2025/12/05

【塾の働き方研究】塾の仕事はブラック?ホワイト?年間休日数を調べてみた

【塾の働き方研究】塾の仕事はブラック?ホワイト?年間休日数を調べてみた

【働き方研究】塾の仕事はブラック?ホワイト?年間休日数を調べてみた

 
【この記事のまとめ】
・年間休日日数は一日の労働を8時間とした場合、「105日」が最低ライン
・年間休日105日の場合、1カ月あたり8~9日
・塾講師ステーションキャリアに掲載されている求人の平均年間休日数は「114日」
・年間休日が多い・少ないだけでホワイト企業なのかを判断することは難しい

 

<目次>
1.年間休日数の定義と平均
2.年間休日110日の塾の働き方イメージ
3.年間休日120日以上の塾の働き方イメージ
4.年間休日数が多い=ホワイト企業か?年間休日から考える求人の探し方

 

 

1.年間休日数の定義と平均

 

  • 年間休日数の最低ラインは、1日8時間労働であれば「105日」

 

労働基準法第32条では、労働時間について「原則として、労働時間(休憩時間を除く) は1日8時間・1週間に40時間まで」という旨が定められています。
そこから計算すると、1日8時間・1週間40時間の労働時間であれば、企業が従業員に対して確保すべき年間休日の最低日数は105日となるのです。

それに対し、厚生労働省の発表によると全企業の平均年間休日数は「110.7日」でした。
(出典:令和5年就労条件総合調査の概況|厚生労働省)

 

では、塾の仕事はどうでしょうか。
塾講師ステーションキャリアに掲載されている求人の平均年間休日数は「114日」とやや平均より多い休日数でした。
(塾講師ステーションキャリア運営部調べ。2024年10月時点)

また、年間休日数を求人ごとに見た場合の割合が次のグラフです。

<塾講師ステーションキャリア求人別の年間休日数>

年間休日数

 (塾講師ステーションキャリア運営部調べ。2024年10月時点)

 

塾の求人では年間休日数110日が最も多く44%、次に多いのが120日以上でした。

ただし、塾の場合、生徒がいる時間帯がメインの仕事時間となるため、休日数が少なくても1日あたりの業務時間が短いといったケースもあります。
また、時期による繁閑がはっきりとした業態のため、閑散期にまとまった休みが取れたり、逆に繁忙期には休みが少なめだったりと波があることもあります。
求人を見る際には年間休日数だけでなく、長期休暇数や休みの取り方などにも注目し、記載がない部分や気になる点については面接などで確認するようにしましょう。

 


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2.年間休日110日の塾の働き方イメージ

 

年間休日110日の塾の働き方はいくつかのパターンが考えられます。いくつか代表的な例を見てみましょう。

<例1>完全週休二日制で、祝日は原則出勤

完全週休二日だと、年間の休日数は104日間。
そこに年末年始や夏期休暇などの会社カレンダーに沿った休みが6日分加わり、逆に通常月の祝日は出勤となるパターンです。

<例2>週休二日制だが、一部休日出勤が発生し、代わりに長期休暇が年に複数回ある

塾の場合、受験の直前期や講習期など繁忙期がはっきりとあります。
例えば普段は日曜日に休みがあるが、特別特訓で一部の日曜日が出勤となるなどが考えられます。
逆に、閑散期で5日以上の連休が複数回取れる塾も多いため、そこを利用して旅行に行く社員もいるようです。

 

 

3.年間休日120日以上の塾の働き方イメージ

 

年間休日120日は、他業界を含めてもかなり休みが多いと言えます。ここでは、年間休日120日、125日以上の働き方の例をあげていきます。

<例>年間休日120日の働き方

完全週休二日制の場合、通常の休みが年間104日あります。
国民の休日が16日なので、年間休日120日の場合はそれを加えた日数が休みとなります。
よって、年間休日120日の塾はカレンダー通りの休みが取れるというイメージをしておくと良いでしょう。

<例>年間休日125日以上の働き方

年間休日が125日以上ある求人の場合は、上記の年間休日120日に加えて独自の長期休暇が設定されているケースが考えられます。
塾の場合は受験を控えた冬期が忙しいため、夏期に休暇が設定されているケースが多いです。

 

<年間休日数120日以上のおススメ求人>

 SAPIX・代々木ゼミナールグループ

株式会社京進

 

 

4.年間休日数が多い=ホワイト企業か?年間休日から考える求人の探し方

 

結論から言うと、年間休日数が多いほどホワイト企業と考えるのは非常に危険です。
なぜなら、勤務日数が少ない分を残業などで補っている可能性があるからです。
ライフワークバランスを考えるうえでは、休日はもちろんですが、出勤日における働き方もしっかりチェックしておきましょう。


年間休日数は少ないけれど、ホワイトな塾の働き方には以下のような例もあります。

  •  毎週●曜日は4時間だけの勤務となる
  • 月平均残業時間が10時間以下
  • 有給休暇の他に特別休暇が付与される

 

ホワイトな求人を探したい方は、ぜひ、年間休日数だけでなく残業やその他の休暇制度までしっかりチェックし、求人内に記載がない場合は面接時に確認しましょう!


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