塾の5職種を徹底比較|仕事内容&キャリアの選び方をプロが解説
「塾でアルバイトをした経験はあるけれど、正社員の働き方がよく分からない…」
そんな方は少なくありません。
実は、塾の正社員とひと口に言っても、
授業を行う「講師」以外にも複数の職種が存在し、
仕事内容や求められるスキル、キャリアパスは大きく異なります。
本記事では、
塾業界の代表的な5職種を分かりやすく比較し、
あなたに合ったキャリア選びのポイントを
“塾業界専門のキャリアアドバイザー”が解説します。
また弊社では、
無料でキャリア相談ができるエージェントサービスもご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
目次
1|塾の代表的な「5職種」とは
学習塾には大きく分けて、次の5つの職種があります。
-
教室長
-
集団指導講師
-
個別指導講師
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本部スタッフ
-
教材編集/企画
授業を担当する仕事もあれば、
教室運営や教材づくり、事業推進など、
必要とされる役割は多岐にわたります。
まずは5職種の概要を比較表で見てみましょう。
【比較表】職種ごとの仕事内容・キャリア
| 職種 | 主な仕事内容 | 向いている人 | キャリアパス例 |
|---|---|---|---|
| 教室長 | 校舎運営/生徒・保護者対応/数値管理 | リーダーシップ・改善が得意 |
エリアマネージャー /事業企画 |
| 集団指導講師 | 講義/授業準備/進路指導 | 人前で話すのが得意 | 教科責任者/教材開発 |
| 個別指導講師 | 1:1指導/進路指導/学習管理 | 丁寧に寄り添える | 教室長/進路指導専門 |
| 本部スタッフ | 企画・採用・広報・営業 | 裏方・改善が好き | 管理部門責任者 |
|
教材編集・ 企画 |
教材制作/カリキュラム設計 | 文章・科目が得意 |
教材企画 |
2|自分に向いている職種の選び方(職種別)
塾の仕事は幅広く、
自分の性格・得意なこと・働き方の志向 を踏まえて選ぶことが大切です。
ここでは、
5職種それぞれに向いている人物像と、
判断材料を詳しく紹介します。
教室長|「人を巻き込み、組織を動かすのが好きな人」
向いているタイプ
-
リーダーシップがある
-
数字を追う/改善が好き
-
生徒・保護者・講師など、多様な人と関わりたい
-
育成やマネジメントに興味がある
こういう人におすすめ!
「成果にコミットしたい」「自分中心で教室を作りたい」
判断ポイント
-
“講師”というより“運営者”の要素が強い
-
売上責任がある
-
成功・成長が数字で見える
向いてないかも…?
-
自分の仕事に集中したい
-
数字を追うのが苦手
集団指導講師|「人前に立つのが好き・教科を極めたい人」
向いているタイプ
-
プレゼンが得意
-
生徒を巻き込むのが好き
-
教科知識を深めたい
-
成績UP・受験指導にやりがいを感じる
こういう人におすすめ!
「自分の授業で生徒を変えたい」「大勢の前で活躍したい」
判断ポイント
-
目の前の生徒を動かせる
-
準備量は多め
-
高い専門性を身につけられる
向いてないかも…?
-
人前が苦手
-
コツコツ寄り添う指導が向く
個別指導講師|「寄り添い、伴走できる人」
向いているタイプ
-
丁寧なコミュニケーション
-
生徒の話を聞くのが得意
-
目標に向けて伴走したい
-
成長実感にやりがいを感じる
こういう人におすすめ!
「“目の前の一人”を確実に伸ばしたい」
判断ポイント
-
教科力より伴走力が重視
-
家庭との連携が強い
-
小さな成果の積み重ねが喜び
向いてないかも…?
-
論理説明や大人数への発信が得意
本部スタッフ|「裏側から組織を動かすのが好きな人」
向いているタイプ
-
改善や仕組み化が得意
-
調整力に自信がある
-
Excelや文章が使える
-
自分の裁量で仕事を進めたい
こういう人におすすめ
「“仕組み”で組織を改善したい」「表より裏方志向」
判断ポイント
-
校舎全体に影響がある
-
個別成果でなく、組織成果にコミット
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採用・企画・広報など多様なスキルが身につく
向いてないかも…?
-
現場で生徒と関わりたい
- 刺激的な仕事が好き
教材編集/企画|「つくる力・文章力を活かしたい人」
向いているタイプ
-
教材や問題づくりが好き
-
コツコツ作業が苦じゃない
-
“教える”より“設計”したい
-
正確さと再現性を重視
こういう人におすすめ
「教科が好き」「裏側で教育に関わりたい」
判断ポイント
-
高い専門性が必要
-
インプット+アウトプットの連続
-
現場より制作が中心
向いてないかも…?
-
生徒を直接指導したい
- 細かい作業やミスなく物事を進めることが苦手
3|キャリアの選び方|自己分析×職種理解+他者視点
塾でのキャリアを選ぶ際、
「なんとなく楽しそう」「転職しやすそう」 といった印象だけで決めてしまうと、
入社後にミスマッチが起きやすくなります。
大切なのは、
自己分析(棚卸し) → 他者視点 → 職種理解
の3つをセットで行い、
「自分に合う働き方=再現性のある選択」を導くことです。
STEP1|自己分析(棚卸し)
(1) 価値観の棚卸し
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どんな瞬間にやりがいを感じる?
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成長?安定?挑戦?
-
仕事で「譲れないもの」は?
→ 仕事選びの「軸」をつくるステップ
(2) スキルの棚卸し
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得意なこと
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他者から評価されたポイント
-
好きで続けられること
→ その職種で活きる自分の武器を理解
(3) 条件の棚卸し
-
勤務地/勤務時間/残業
-
年収
-
教えたい学年・科目
→ 実現可能な選択肢に絞り込む
STEP2|他者視点も取り入れる
自己分析だけだと、
どうしても 「独りよがり」 になりがちです。
第三者の意見を取り入れることで、
自分では気づけない強み・適性 が明確になります。
▼取り入れ方の例
-
友人:自分の長所
-
職場の先輩:評価されていた行動
-
キャリアアドバイザー:客観的な棚卸し「自分目線 × 他者視点」
→ 説得力のあるキャリアの軸が完成
STEP3|5つの職種と照らす
棚卸しで見えた価値観・スキル・条件を基に、
職種ごとの特徴と照らし合わせて
あなたにフィットするキャリアをイメージします。
この3つを重ねることで、
あなたの「ぶれないキャリア軸」が立ち上がります。
-
自分だけの判断に陥らない
-
適性のある働き方がわかる
-
ミスマッチを防げる
迷ったら「自分の軸」に戻る
これが後悔のない転職の近道です。
4|迷ったらプロに相談しよう
「どの職種が向いているか分からない」
「実際、どんな働き方ができるの?」
そんな方は、
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