求人票の数字だけでは分からない、塾正社員の給与・年収の話 |塾専門エージェントが内定事例から解説
塾の正社員求人を見ていると、
「月給26万円〜」「想定年収400〜500万円」といった数字をよく目にします。
ただ、実際に転職相談を受けていると、
「この数字って、結局どこまで信じていいんですか?」
という声は非常に多く聞かれます。
結論から言うと、
求人票の数字だけでは、塾正社員の給与・年収の実態は分かりません。
本記事では、塾専門エージェントとしての
-
内定事例
-
企業へのヒアリング内容
をもとに、塾正社員の月給・年収のリアルな考え方と実態を整理して解説します。
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目次
① なぜ、求人票の数字だけでは判断できないのか
塾の正社員求人を見ていると、
「月給26万円〜」「想定年収400〜500万円」といった表記が並びます。
しかし、実際に転職相談を受けていると、
同じ求人票を見ても、入社後の年収が大きく異なるケースが少なくありません。
その理由は、求人票に書かれている数字が、
-
最低保証額であることが多い
-
内訳(基本給・手当・固定残業)が省略されている
-
「誰を想定した数字か」が明記されていない
といった特徴を持っているからです。
まずは、この前提を押さえておくことが重要です。
② 一般的な給与の内訳を整理する
ここでは、塾正社員の給与が
どのような構造で成り立っているのかを整理します。
月給の内訳(一般例)
塾正社員の月給は、主に以下で構成されます。
-
基本給
-
固定残業代(または一律時間外手当)
-
各種手当(業務手当、役職手当、地域手当 など)
たとえば、月給26万円前後の場合、
-
基本給:20万円台前半
-
固定残業代:2〜7万円前後(30〜45時間分)
という構成になるケースが一般的です。
月給の額面だけでは、実質的な条件は判断できない
という理由がここにあります。
年収の内訳(一般例)
年収は以下の合計です。
-
月給 × 12ヶ月
-
賞与(年1〜2回が主流)
-
各種手当(役職・成果・地域など)
同じ月給でも、
-
賞与比重が高い企業
-
月給比重が高い企業
で、年収の伸び方は大きく変わります。
③ 内定者の実例から見る年収の現実
ここからは、塾専門エージェントとして把握している
実際の内定事例・在籍者事例をもとに、年収の現実を見ていきます。
【事例①】集団指導塾|講師職
職種・役割
集団指導塾/講師職(理系)
年齢・経験
20代後半/他塾経験なし、正社員経験約1年半
月給の内訳
| 内訳項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本給 | 約19万円 |
| 各種手当 | 6万5千円程度 |
| 月給合計 | 約25.5万円 |
※時間超過分は別途支給
年収の内訳
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 月給(約25.5万円 × 12ヶ月) | 約306万円 |
| 賞与(年2回) | 約40万円 |
| 超過勤務手当 | 若干 |
| 年収合計 | 約346万円 |
エージェント視点の補足
別業界からの第二新卒としての転職でしたが、これまでのビジネス経験や、理系科目の教員免許を保持していることなどが評価されました。また、賞与については初年度は上記程度ですが、2年目以降は最大3.2ヶ月分となるため、2年目の年収アップも見込めています。
【事例②】個別指導塾|教室長
職種・役割
個別指導塾/教室長
年齢・経験
20代後半/他塾にて5年間勤務、教室長経験有
月給の内訳
| 内訳項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本給 | 約29万円 |
| 月給合計 | 約29万円 |
※時間超過分は別途支給
年収の内訳
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 月給(約29万円 × 12ヶ月) | 約348万円 |
| 賞与(年2回) | 約90万円 |
| 超過勤務手当 | 若干 |
| 年収合計 | 約438万円 |
エージェント視点の補足
他塾での経験もあり、20代ながら即戦力としての採用でした。
こちらの企業は、成果を重視した評価制度があり、賞与で大きく還元されることが特徴です。上記の賞与はあくまで理論上のものであり、成果次第では年収額がさらに上がる見込みです。
④ 求人票の「数字」をどう見ればいいのか
ここまでを踏まえたうえで、
求人票を見る際に押さえておきたいポイントは次の4つです。
-
月給は「最低保証額」かどうか
-
固定残業代の時間数と超過分の扱い
-
想定年収は「何年目・どの役職」か
-
昇給・昇格のスピードが明示されているか
同じ「年収500万円」と書かれていても、
そこに至るルートが現実的かどうかで判断は大きく変わります。
また、転職の場合、新卒の就職活動とは異なり、これまでの経歴や経験によっても年収が大きく変わります。
つまり、求人票に書いてあることだけではなく、ご自身の経歴や実績をしっかりとアピールできるかどうか、選考時の伝え方も重要となってきます。
⑤ エージェントとして伝えたいこと
〜自分の場合はいくらになるのか〜
塾正社員の給与・年収は、
職種・経験・役割によって大きく変わります。
そのため、
「平均」や「モデル年収」だけを見ても、
自分に当てはまるかどうかは分かりません。
塾専門エージェントとしては、
-
この経歴なら、どのレンジが現実的か
-
この求人の年収は妥当か
-
どの企業なら伸びやすいか
を整理したうえで判断することをおすすめしています。
もし、
求人票の数字をどう読み取ればいいか迷っている場合は、
一度、個別に整理してみると判断しやすくなります。
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